北京で美味いモノ②
九門小喫@後海
すっかりスレたカフェバー街になってしまった後海の北側にできた、老北京風小喫を集めた店です。『るるぶ』には前門の再開発で追い出された、って書いてあるけど、入ってみたら、いろんなところに出店してるメジャー老舗小喫ばっかりだし、全然そんな説明書きもないし……。まー、今回の調査旅行中にみんなで眺めて、『るるぶ北京』の記事がネタの宝庫だってのはわかったのですが、ホント、こういうソースがどこだか分からない記述も目に付くんだよなあ。
そんな具合で、中で食べれるのは小腸陳とか爆肚馮とかフツーの小喫。小喫の屋台街系のところに結構出店してるし、味が取り立ててどうってことはありません。店の内装はちょっと込みすぎ。客もごった返していたし。小喫を老北京@後海でパッケージというコンセプトは分かるけど、もうちょっとやり方を考えるべきだね。
大董烤鴨店@東三環路
2000年頃からアヒルで有名な店でしたが、なぜか今回が初めて。いつもは北京の西側を中心に動くからだなあ。
この店は、なんつーか、謎ですね。客は日本人と欧米人が大多数。価格も高い。料理は完全に広東。しかも、凄く凝って美味いモノを出します。上質な広東料理をアヒル屋という特色で人を呼んで食べさせる、って感じなのかな。だから、料理の盛りつけもやたらと凝ってるんだよねえ。
アヒルは、ホント、あっさり系アヒルの代表格だねえ。それはそれで勿論美味しいのですが。でも、餅はなかなかうまく焼いてた。
で、特筆すべきが服務態度。味と価格に全く見あわない、町中の安食堂並みのサービスを享受できます。フツー、あのくらいの味だと、店全体の格ってモノを考えて打工妹を仕込むんだけど、なんか野放しって感じなんだよなあ。オーダー間違えても謝らないんで、説教しちまったよ。あったく。
サービスは、南新倉の新店の方がいいらしいから、今度はそっちにチャレンジかな。
山景餐庁@長城の麓のコミューン
ずっと行きたかった長城の麓のコミューンに、ようやく行けました。某テレビのCMで出てくる竹の家のあるところ、というのが日本人的には分かりやすいのかな。2002ベネチアビエンナーレで受賞した、SOHO中国社がプロデュースしたリゾートビレッジです。ここのホテルはケンピンスキー、レストランの運営もたぶん同じでしょう。
チョイスしたのは、四川料理のセットメニュー、ワイン三杯付きで一人RMB550。高いだけのコトはあって、なかなか美味かったです。全体に辛さは控えめ、北京風新四川よりもずっと洗練された上品な四川料理になっています。いや、ここまでとは思わなかったんで、非常に感心しました。同行した後輩によると、担々麺に細麺を使うあたりが海派新川菜なんじゃないか、とのこと。
しかし、デザートのティラミス、美味しいんだけど、ちと違うんじゃないかい?
福家楼@東四十条
いーかげんに胃袋が疲れて、ジャージャー麺。昔は到家賞という店で、その店自体は別の場所で存続しているのですが、コチラは店の名前だけ変わっちゃいました。開店から十年、そこそこの人気を保ってますね。
料理は北京伝統料理、シメはジャージャー麺という感じになります。羊も近頃はクミンのたっぷり入ったウイグル系が大半だけど、ココは昔ながらの葱爆で、それはそれでいいですね。麻豆腐もいけました。
ただ、全体に料理もサービスも劣化は否めませんな。大声を出す伝統は生きてるけど、昔の若いアンチャンで揃えたちゃきちゃき感がなくなってるし、小皿に盛られた野菜を麺にチャカチャカ載せるパフォーマンスもヘタになったし、肉味噌も肉分が減って塩分が増えたし……。
でもまあ、伝統北京小喫系のパッケージングとしては、トップクラスのできばえだと思いますよ。




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