長安大戯院 夜戯 四郎探母

昨晩に引き続き、中国戯曲学院京劇優秀青年研究生班十周年匯報演出です。
主要メンツです。

  • 四郎:杜鵬・劉建傑・楊少彭・杜鎮傑

  • 公主:張慧芳・張虹・李潔

  • 太后:張艶玲

  • 宗保:李宏図

  • 太君:翟墨

  • 国舅:馬宝旺・徐孟珂


さて、順番に。坐宮の杜鵬、面識はあるんだけど歌聞いたのは初めて。声の室は悪くはないねえ。ただ、最初の慢板転二六の最後は声がかすれてたし、「叫小番」の嘎調も声が揺れてのばしも短く決まらず。あと、做もイマイチねえ。四猜の後のイスにもたれて泣くところ、袖のこなしが今ひとつ。嘎調の前のところも、動きがきびきびしないし小さいしで、うきうき感を表現し切れていない。つーことで、ツメが甘いのが惜しいかな、と。

杜鵬

張慧芳は悪くなかったけど、そこまで良くもない。なんつーか、今ひとつ個性が無いんだよねえ。まー、これからに期待かな。

張慧芳

張艶玲は、もうちょっと沈着に唱わないと蕭太后じゃない。なんつーか、アレは西太后の理想人物像の演繹なんだからねえ、そのつもりでやらないと。

過関の劉建傑、もわもわして抜けない声質ねえ。被擒のトンボもごろんとしてしまい、イマイチ。

馬宝旺と徐孟珂、徐孟珂の方が上手いかな。でも、まだまだ学生だね。

李宏図、あいかわらず人気はあるけど、声は薄っぺらいねえ。ピアニッシモになると馬脚があらわれるし。マイクがハウリング寸前だったし。その後の見弟で六郎マイクが思いっきりハウったなあ。其れに限らず、今日は全般に、ボリュームをギリギリまで上げてた感じだった。

楊少彭、若いけど、声の質は悪くなかったなあ。

回令の杜鎮傑が一節唱ったところで、後はもーいーや、ってことで出てきてしまいました。

全体に幕を使って時間節約演出かと思ったら、歌詞もちょっと変で、盗令の蕭太后が公主の策略を見破っていたり、公主が四郎にかーちゃんによろしくって歌ったり、うーむと思ってネットで上演情報を見たら、整理版って書いてありました。いずれにせよ、うーむ。変な歌詞改編とか、時間カットのための演出とか、意味のない舞台美術とかは、止めて欲しいですな。こういう老戯中の老戯はシンプルにやらないとねえ。

あと、昨日今日見て気づいたのが、今時の若い連中、イスの位置の微調整をしないねえ。昔の主役級は、イスの位置をかなりナーバスに微調整してから座ったモノだけど、今は、その他いろいろが置いた場所にそのまま座る。その他いろいろのレベルが上がったとは思えないから、コレは若手が舞台との位置関係とか自分の見せ方とか、細かいところにまで気が回らなくなってるってことじゃないかね。

やっぱりねえ、京劇役者の大学院ってのはどうなのかねえ。学校に引きこもって訓練するなら、昼から安い値段で実演をドンドンやって見せた方がいいと思うけどね。客も養成できるしさ。この点、昔の科班のやり方は理にかなっていたと思うよ。

あー、今日も拍手催促灯は健在でした。でも、それがなくても拍手はしてたねえ。もっとも、明らかにサクラ拍手が多いのがイヤン。民国時期には厳禁だったはずなのにねえ。

全体としては、中の下くらいのできを予想して行ったら、中の中くらいだった、って感じかな。微妙だけど、裏切られた感じはしませんでした。はい。
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