阜陽ってとこは……
2004年:毒粉ミルク事件
阜陽の粉ミルクメーカーが、脂肪やタンパク質などの栄養分をケチったニセ粉ミルクを販売、各地で栄養失調の「大頭ベイビー」が発生し、死者も出て、大事件に。
この事件は、中央の監視団の前ではキチンと工場の検査や被害者補償をしていた現地政府が、監視団が帰った途端に手のひら返して、補償をやめるは、工場の社長を処罰せずにほとぼりが冷めたらまーた工場再開させてるは、ってのがばれたのが、ナカナカ。
2007年:裁判所汚職事件
阜陽中級法院の裁判長、前後三代がまとめて豚箱入りしました。コレもまたスバラシイのが、贈賄側が全然罰せられないどころか、人民代表大会で裁判長に選ばれたりしてたのが発覚したことですな。
2007~8年:ホワイトハウス事件
阜陽市潁泉区の庁舎が、まーとっても豪華なんですが、コレが、どこから見ても、ホワイトハウスだという……。

こういうのは、もちろん、無補償の農地強制収用みたいな違法行為で作られているワケで、2007年はじめに『中国青年報』に取りあげられ、糾弾されます。が、その後、2008年になって、これをタレ込んだとされる李国強氏が、贈収賄などで収監された挙げ句に死んでしまうと言う事件が発生しました。
なんか、この区は、張一族が実質的に支配してるんですねえ。で、李氏も地場企業の社長をいろいろやったり、地方政府の書記とかをしたり、という、それなりの顔役だったらしい。まー、よーするに、顔役同士の出入りだった、って感じみたいですな。ヤレヤレ。
2008年:疫病事件
ここ一週間ほど、阜陽では子どもの間に謎の疫病が発生して、死者約20人、感染者約1000人という事態になっています。コレがマタ、当局がはじめは病気の流行についての情報を全然流さないどころか、病院に来た患者家族に口止めしたりとかしてて、SARSだ、鳥インフルエンザだ、と、デマが広まって凄いことになっちゃったらしい。
で、この疫病、手足口病なんだそーです。これってさ、風邪みたいな病気じゃないの?それでこんなに死んじゃうなんて……医療・衛生システムに根本的欠陥があるとしか言いようがありませんな。ってまあ、地方政府の情報隠蔽以前に、天価医療のせいで、病院に行けない/行きたがらない、のがたぶん一番の原因なんだろうけどさ。
新華社じゃ、阜陽市長辞職しろ!って記事を流してますなあ。新華社でこういう記事が流れるってコトは、共産党中央の意向を反映しているんでしょうからね、タダでは済みますまい。となれば、手足口病で職を失うという、非常に大笑いなコトになりそうで、いやいや、期待してます。
しかしまあ、昔から中央と地方との関係ってのは、こんなだったんでしょうな。いや、明清は言うまでもなく、唐宋とかを研究する人も、こういう現代の事件についてよくよく調べて、日本的発想とのギャップをつらつら考えるべきだと思うねえ。ホント。




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