天蟾逸夫舞台夜戯『荒山涙』

戯曲学院教授に就任した後の張火丁を見るのは初めて。いや、そもそも火丁を見るのが2004年以来か。

文昭関


  • 賈勁松飾伍子胥


賈勁松って始めてみましたが、中国戯曲学院の教員なのね。声は、近頃聞いた若手の老生の中ではトップクラスにいいですねえ。

荒山涙


  • 張火丁飾張慧珠


火丁、中国戯曲学院教授になっても、ちゃんと上演を続けてくれるのはうれしいことです。教員になっちゃって、全然なまくらになっちゃった役者も多いからねえ。

んで、どういう方式でやるのかな、と思ったら、脇役連中は中国京劇院系のベテラン、寇春華とか金立水とか、結構懐かしい名前で固めてました。彼らは、もう国家京劇院は引退してるのかな??それで、竜套とかを、上海戯校のメンバーで補ってるのか。ある意味、スタジオ方式と変わっていないのね。

さて、火丁ですが、相変わらず、身段、特に水袖功はピカイチです。目の保養になりますなあ。ただ、昔ほど猫背で演じなくなってるのがダメですね。それでこそ悲劇が引き立つってものなのに。じつは彼女の荒山涙は、人民劇場での初演時に舞台袖から見てるんだよねえ。あー、どこかにビデオもあるはずだ。当時のフレッシュな舞台に比べて、低音の響きはより増してるけど、ちと高音の抜けが悪くなってるように思えるのは気のせいか?イヤ、充分すばらしいんですけど。

しかしこの劇、ある意味、ラクダの祥子と同じテーマよねえ。正直者ほど馬鹿を見る、法治ではなくて人治の中国。見ようによっては、税金踏み倒しのススメ、じゃないか?

それにしても、若者の火丁ファン、終了後は舞台最前列に殺到して張火丁コールの大合唱。まー、ある意味正しいあり方なんだけど、ちと引きますなあ。つーか、火丁ファンから京劇ファンへと深化していく若者が、もうちっと出てきてほしいぞ。火丁への喝彩はタイミングぴったりだけど、文昭関はいまいちだったし。
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