EVD揉めてますなあ
事の発端は、EVDの技術開発企業である阜国数字(新科・上広電などが合弁設立)が、イギリスNME社の間で自社株69.09%と850万ドル+NME株の40%との交換を発表したこと。中国が独自の知的財産権を持つ国家規格がイギリスの手に渡ってしまうとのことで、もー、てんやわんや。特許権の帰属がどうなるか、阜国数字の財務不正疑惑など、予断を許さない情況です。
そんな中、EVDの最大の投資者である今典グループの張宝全は、EVDのコーデックのアップグレードを発表、上位互換になるため、今後古いデッキでは新しいEVDディスクの再生が出来なくなる、つまり単なるDVDデッキになってしまう、とのこと。海賊版対策を名目とした、阜国数字対策ではないかとの見方が根強いようですねえ。
しかしまあ、中国がこうまで独自技術にこだわるのは、日本企業を中心としたDVDフォーラムに特許料を払うのが癪に障るから、なんですよねえ。このあたりが中国家電業界の限界なんだよねえ。つまり、特許料を払ってもペイするだけの魅力ある付加価値を製品に与えられない。得意なのは規格化されたオープンな製品ばかり。開発予算も日本の電器メーカーのん十分の一。ハイアールなどでも、利益の多くを不動産投資などに回していて、技術開発には向かわない。技術開発は、不労所得を目的としたギャンブルとは違うのだぞ、と言いたい。
しかも、中国国内では海賊版のせいでソフト市場が壊滅状態、ってことで、ソフト市場の規模を武器にした世界のソフト業界の抱き込みがは困難。ユーザーからすれば、台湾・香港製品のコピー謎版が欲しいので、
DVDを使い続ける、ということになりかねない。メーカーだってねえ、EVDに積極的なのは、EVDに出資・参画している新科だけだし(アサヒかどこかの記事は、このあたりの背景に触れずに、新科がEVDに積極的とだけ書いててダメだったなあ)。揉めようと揉めなかろうと、EVDの未来は決して明るくないと思うんですけどねえ。
ともあれ、もうしばらくこの騒動は続きそうですな。どう決着するのか、まずは様子見。




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