ガス田のヤレヤレ

東シナ海のガス田開発、日本側が試掘権を発行しました。これで、中国を交渉の場に引きずり込む戦略なんでしょうけど、果たしてうまくいくのか、むしろ逆効果になる危険性が高いように思えます。

中国政府の立場で考えると、反日デモを組織する主体ともなった、プチブル層の中華主義ナショナリズム世論に、政権と社会の安定のために最大限配慮せざるを得ない、という前提があります。もしここで、日本との交渉の席に着けば、これまでの領土に関する主張の撤回を意味するわけで、弱腰外交という批判噴出は確実、絶対に踏み切ることはできないでしょう。こういう行為は、むしろ中国政府の対日妥協の選択肢を狭める結果になるんじゃないかな。

このあたり、90年代以来の中国の社会変革を認識できず、いつまでたっても中央政府だけしか見ていない、そんな日本のダメさがよく現れていますな。

だいたい、六ヶ国協議で拉致問題(核よりこちらを優先することを主張する連中こそ、平和ボケってヤツだと思うけど)を取り上げてもらおうとかやっている矢先に、なぜまた中国の神経を逆なでするのやら。ホント、一貫した外交方針くらい持って欲しいですねえ。
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