Kingsoft Officeかいな

キングソフトから、Kingsoft Office 2007発売だそうですな。公式ページはこちら。価格は約4,980円。要するに、中国の本社で出しているWPS Officeの日本語版を正式発売する、ってことでしょう。しかしまあ、コレもねえ、かなり微妙ですな。
何が微妙って、まず、日本語化のベースになるだろう、WPS Officeそのもの。WPS Officeは、2003以来試してなかったんで、2005を落として試してみました。ライターのページ途中でのセクション区切りができるようになってたり、進歩のあとは見えるのですが、いかんせん、UnicodeのExt.Bに未対応=2000JIS不可、スプレッドシートではセル内の文字列角度が変えられない、などなど、ちょっと試しただけでも非常に微妙です。

まあ、日本語版の試用版を試してみないとナントモ言えませんが、機能面でMS Officeを凌駕することはまずあり得ないでしょうし、非MS OfficeとしてもOooには太刀打ちできないし、ソースネクストのロータスオフィスより高いってのもねえ。

ちなみに、WPS(Word Processing Systemの略、って結構安易なネーミングなのね)ってのは、平たく言うと中国の一太郎ですな。中文化DOSの定番ワープロソフトがWPSで、80年代末から90年代初頭にかけて、バカ売れしたモノです。その後、Windows時代になって、MS Office(の海賊版)に市場を食われてしまい鳴かず飛ばずだったのが、数年前からの政府ソフトの正規版化特需でまた息を吹き返した、かに見えたんだけど、結局、現場の評判が悪くて、海賊版MS Officeで上書きされる例が多くて、米中経済摩擦のネタにもなっているとかいないとか……。

で、もう一つ微妙なのが、不公正貿易慣行問題。中国は政府購買法で国産ソフトの傾斜採用を義務づけており、しかも、これが非関税障壁による国内産業保護策であると、政府当局者が認めちゃってるんですよねえ。そういう不公正貿易によって守り育てられたソフトが海外に輸出される、バカ売れしたらライバル企業から訴えられて、潰されるのは目に見えてます。

そんなこんなで、結構先行き不安なものもあるのですが、ひとまず、β版が出たら落として試してみましょ。
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