EVD・HDVD合併
10月上旬にHD-DVDの中国国内規格認証テストが始まった、と書きましたが、コレが化学反応を起こして、というか、共通の敵がいると団結する、という中国の特質が大いに発揮されて、なーんと、昨日まで中国国家規格認定をめぐってバトルを繰り広げていたEVDとHVD・HDVが急転直下和解して、10/15に家電メーカーなど40社によるEVD連盟が成立しました。
あったく、敵が上陸して目の前に迫らないと動かない、いわゆるところの亡羊補牢ってやつですな、中国史上いつもよくあるトホホぶりです。
で、これが上手く行くかと言えば、勿論、ダメでしょう。
まず、中国国内への“日本系”次世代DVD規格の侵略を防ぐ、という愛国的な旗印は大いに結構ですが、問題は、市場とターゲットですねえ。HD DVDもBDも、狙いは、先進諸国の高所得ユーザーに利幅の大きい商品を売り、中国の安かろうDVDプレーヤーに荒らされた市場を取り返す、ってところにあるわけです。だから、中国国内市場も国内規格も、実はあまり関係ない。HD DVDも、BDも、中国の認証が得られるのは確実だし、中国国内でもハイエンドユーザーは購入するハズだから。すると、むしろ中国ドメスティックなEVDが中国国内メーカーの足かせになってくれた方が好都合ってことになります。
それより何よりまず問題なのが、コンテンツですね。中影と国際電視総公司と中凱文化がEVDにコンテンツを供給するみたいだけど、ぶっちゃけ、どーせみんな海賊版DVDしか買わないんだから(笑)。技術的にも、DVD-9に独自コーディックの映像をぶち込んだだけで、再生時間が短いから、中途半端なんだよねえ。すると、HD DVD・BDがハイエンドなフルハイビジョンで正規版ソフトを購入してでも映画を見る層を押さえて、DVDがローエンドの謎版+30インチ以下ディスプレイな一般家庭に居座り続け、中途半端なEVDは行き場がないという結果に陥ることは目に見えているわけで。
あったく、こういう中途半端な独自知的財産権にしゃかりきになるよりも、もっと長期を見据えて、基礎技術を積み重ねなさい!と言っても、分からないんだよなあ(涙)。




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